この度、代表理事の森山暎子が【福岡市市民スポーツ功労賞】をいただきました。これもひとえに支えて下さる皆様のお陰です。感謝申し上げます。
そして、2/7(金)市役所での表彰式に参加させて頂きました。ひとつずつ積み上げてきた事が形となると嬉しいですね。
これからも地域、社会の為にできる事
ひとりひとりに合わせた指導…目指すこと、在りたい姿を対話を通してチームで未来に向かって進んでいきたいと思います。

前回のコラムで、2024年1月、厚生労働省から専門家向けの「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(以下、専門家向けガイド)」が公表されたことをお伝えしました。厚生労働省から公表される身体活動ガイドは2部構成になっており、2024年12月末に一般向けの「アクティブガイド2023(以下、一般向けガイド)」が公表されました。
前回のコラムでプラス・テン(+10)について紹介させていただきましたが、今回の一般向けガイドには+10に加えてスイッチ・テン(SW10)のシンボルマーク(右図1)が掲載されています。
専門家向けガイドにおける成人版RECOMMENDATIONシートには、前回のコラムで紹介した身体活動と健康リスクの関係を示した研究データに加えて、座位時間と死亡リスクとの関係を示した研究データを紹介しています(下図2)。
2003年にアメリカの看護師さんを6年間追跡した研究が公表され、座っている時間が長いと2型糖尿病を発症しやすいことが示されました。その後、座っている時間とさまざまな健康指標(死亡率や各種疾病罹患率)の関係が調査され、現在ではその研究数は2万件を超えています。そして、これらの研究の中でとびきり質の高い34本の論文をまとめて作成したのが図2です。
これまでの研究が示していることは、今回のガイドの推奨事項における全体の方向性である「今よりも少しでも多く身体を動かす」と、座位行動の推奨事項である「座りっぱなしの時間が長くなり過ぎないように注意する」です。つまり、健康づくりのためには、座りっぱなしの時間を身体を動かす時間に切り替えることが重要だということです。このため「+(プラス)」に代えて「SW(スイッチ)」という用語を使っています。そして、座りっぱなしをやめて+10=SW10としています。
図1に示しているように、SW10 は一般の人たちに向けて「不活動な生活から活動的な生活に活動的な生活からもっと活動的な生活に少しでもスイッチ(切り替え)しましょう」と呼びかけます。そして、SW10の「10」は、「少しでも」を具体的に表現するもので、「まずは、身体活動を10分増やし、じっとしている時間を10分減らしましょう」と呼びかけます。最新のエビデンスに基づいて改訂されたアクティブガイド2023は、座りっぱなしの時間のうち、まずは10分、からだを動かすことに代えてみることを推奨しています。
現職 早稲田大学 スポーツ科学学術院教授
専門分野はスポーツ疫学・公衆衛生学
厚生労働科学研究の研究班の代表として、身体活動・運動分野の多くの研究者と共に「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の原案を作成
7月20・21(土・日)1級インストラクター養成講座に3名受講されました
◎運動指導経験ある方と
今回初めて運動指導にチャレンジされる2名
上手く動きの指示が言葉にできず、自信を無くしそうになったり
少しの動きの修正で体感に変化が見えたり
10分ランチフィットネス®での学びは奥深いと感じたようです
次回の10分ランチフィットネス®1級インストラクター養成講座
9月21・22(土・日)
場所:スタディオパラディソ
詳細・申し込みはこちら
JR博多シティアミュプラザで「10分ランチフィットネス」を行います。
「朝勝ウィーク」とは福岡100PARTNERSが連携し市民の皆さんに「朝食」の大切さを知っていただき、朝食を摂ってもらうきっかけづくりとなるイベントです。
1日の活動をより良くするために10分間でできる体操を体験できます。脳の活性化を促すからだほぐしでお仕事の効率アップを目指します。
お申し込みは不要ですので、お気軽にご参加ください。
●日時:7月1日(月)10:30~11:00
●場所:Co-working&Co-learning Space Q(JR博多シティアミュプラザ博多B1)
●定員:15名
●参加費:無料(施設利用料不要)
●参加方法:申込不要。当日会場にお越しください。
人気のプログラムの特徴とは?
特徴1「多様な職種の人が資格取得後、様々な場面で生き生きと活用中!」
これまでの受講生は、一般社員・産業保健師・小学校教諭・塾講師・研修講師・運動指導士・社会福祉士・理学療法士・保育士・地域ボランティア活動者・学生など、20代から80代の三世代。楽しいコミュニティで、わいわいと情報共有を楽しんでいます。
特徴2「福岡市・企業・まちづくり大学連携の8000人の声と確かなエビデンス」
・職場活力・コミュニケーション・生産性向上・腰痛睡眠障害・プレゼンティーズム軽減 産業医科大学
・ニコニコペース®(メタボ予防)福岡大学
・立腰・丹田の姿勢づくり(オリジナルワーク)
・運動実践の動機づけ 九州大学
特徴3「話題の『マルチコンポーネント運動』*の基本型がある」
・「からだほぐし」「音楽に合わせたニコニコペース®の有酸素運動」「筋強化」「ストレッチング」「リラックス(マインドフルネス)」から構成
・やる気を促す指導法で、参加者の80%以上が満足。
*有酸素運動・筋強化・バランス運動を加えた運動のことで、WHOと厚生労働省は、成人特に高齢者に推奨。
詳細、お申し込みはこちらから
第2回:ウェルビーイングを測ってみよう
●精神的ウェルビーイングとは
精神的(Mental)なウェルビーイングに関しては、前野らによる研究により、幸せな心の在り方は「やってみよう因子(自己実現と成長)」「ありがとう因子(つながりと感謝)」「なんとかなる因子(前向きと楽観)」「ありのままに因子(独立と自分らしさ)」の4つの因子に分けられることが明らかにされました。数多くある幸せな心の在り方を、ざっくりと言うと、この4要素に集約されたということです。(統計的には因子分析という手法により)。これらの要素は、日常生活の中で意識的に取り入れることで、自己の精神的なウェルビーイングを高めることができるとされています。例えば、「やってみよう」という心の姿勢は、新しいことへの挑戦や主体性、学習に対する意欲を生み出し、人生に対する満足度を高めるでしょう。「ありがとう」という感謝の気持ちは、他者への感謝だけでなく、自然や社会、現状に対する感謝を意識することで、ポジティブな感情を増加させます。「なんとかなる」という楽観的な考え方は、困難に直面したときにも前向きな態度を保ち、ストレスの影響を和らげる効果があります。そして、「ありのままに」という受容は、自分自身や周りの人々をそのまま受け入れることで、心の平和を保つのに役立ちます。
●ウェルビーイングを測る
ウェルビーイングへの道は、健康やダイエットに対するアプローチと似ています。健康を求めるならば、まずは健康診断から。ダイエットを志すなら、体重計に乗って現状の把握を。つまり、ウェルビーイングを高める旅も、自己理解から始まるのです。
自らの幸福度を測る「Well-Being Circle」のようなツールは、まさに現代人にとって必要な道具。月日が流れる中で、私たちはしばしば自分自身のことを見失いがちです。しかし、このような自己評価ツールを定期的に利用することで、心の健康状態をチェックし、自己改善への一歩を踏み出すことができるのです。
https://well-being-circle.com/
ウェルビーイングの高め方は、単にポジティブな思考を持つことだけではありません。それは、生活の中での小さな習慣や、日々の選択に意識を向けることです。自分自身と向き合い、自己の幸せの状態を深く理解すること。そして、その理解を基に、生活の質を向上させる具体的なステップを踏むことが大切です。 健康診断が体の不調を早期に発見し、治療を促すのと同じく、ウェルビーイングの診断は心の不調を知らせ、改善へと導くランプのようなもの。幸せとは、遠い山の頂ではなく、日々の小さな積み重ねの中に存在するのです。自己評価を通じて、自分自身の幸せを形作る要素を明確にし、それを育て、守り、大切にすること。これが、ウェルビーイングを高め、充実した日々を送る秘訣なのです。
太田雄介氏
株式会社はぴテックCEO 兼 CHO(ハピネス)
慶應義塾大学 システムデザイン・マネジメント研究所 研究員
一般社団法人ウェルビーイングデザイン 理事
一般社団法人10分ランチフィットネス協会
(スタディオパラディソ内)
住所 | 〒815-0071 福岡県福岡市南区平和1丁目 2番23号(スタディオパラディソ内) |
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電話番号 | 092-524-2245 |
Fax番号 | 092-524-2281 |
●電話受付時間/9:00~18:00(土・日・祭日休み)
●西鉄バス「山荘通りバス停」より徒歩1分
●西鉄大牟田線「平尾駅」より徒歩5分
●お客さま駐車場はございません。近くのコインPをご利用願います。